公開日: 2024年10月24日

相続した実家をリフォームするメリットは?相続登記やリフォーム時の注意点について解説

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こんにちは!

北欧キッチン&インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)です。

実家を相続した際、リフォームして自分たちで住むことを検討するケースは多いです。家族の思い出が詰まった場所で、新しい生活を始められることは魅力ですよね!

しかし、実際にリフォームを実施するためには、コストや法的な手続き、ほかの家族との調整などさまざまな点を考慮する必要があり、どのように進めれば良いのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。

相続した実家をリフォームして住むためには、事前にしっかり計画を立て、専門家のアドバイスを受けることが重要になります。

今回は、相続した実家のリフォームに関して、メリットやデメリット、注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。

相続した実家をリフォームして住むメリット

まずは、相続した実家をリフォームして住むメリットをご紹介します。リフォームによって、実家をより快適で価値の高いものにできます。

家族の思い出を活かせる

実家には、生まれ育った場所として家族の思い出が詰まっていることが多いです。建て替えではなくリフォームを選択することで、これらの思い出を大切にしつつも、新しい生活環境を作り出すことができます。

例えば、古い柱や家具を再利用することで、今の生活に合った形で家族の絆を感じられる空間になるでしょう。

資産価値が向上する

リフォームを行うことで、家の価値が上がります。特に、バスルームやキッチンの改修、エネルギー効率の向上、外装の修繕などにより、将来的に売却する際の価格が高くなる可能性があります。

快適な生活環境が得られる

リフォームで家の構造や設備が改善され、より快適な生活環境を得られます。特に、昔の家は断熱材がほとんど入っておらず「冬は寒く、夏は暑い」家も少なくありません。

現代の高性能な断熱材を適切に施工して、断熱性能を高めることで快適さは劇的に向上します。また、リフォームの機会にバリアフリー化やスマートホーム化も検討できます。

さらに実家では、間取りや動線に関して不便に感じる点をすでに把握している場合が多いです。間取りの変更を伴うリフォームでは、その点を反映して暮らしやすい間取りや動線を設計することで、より快適な生活空間を実現できるでしょう。

エネルギー効率が向上する

リフォームにより、エネルギー効率が向上し、電気代やガス代が節約できます。例えば、高性能の窓やドア、断熱材の追加、エネルギー効率の高い家電製品の導入などが挙げられます。

エネルギー消費の少ない省エネ住宅になることで、環境にも優しい生活ができます。

 

相続した実家をリフォームして住むデメリット

相続した実家のリフォームには、さまざまなメリットがある一方でデメリットもあります。デメリットも考慮したうえで、リフォーム計画を進めるかどうか、じっくり検討しましょう。

コストがかかる

リフォームは、建て替えよりもコストを抑えられる場合が多いです。しかし特に古い家の場合、予期せぬ修繕が必要になり、材料費や施工費がかさむことがあります。予算を超えることも珍しくなく、余裕をもった資金計画が必要です。

場合によっては、建て替えの方がトータルのコストを抑えられるケースもあるため、具体的なリフォームの範囲や実家の状態によって、最適な選択をすることが大切です。

時間と労力がかかる

リフォームは計画から完成まで時間がかかります。設計、許可取得、施工管理など、プロセスが複雑で多くの手間がかかります

また、実家に住みながらリフォームを実施する場合、生活スペースが制限されます。工事中は生活環境が乱れることもあり、ストレスが溜まることもあるかもしれません。

大規模リフォーム後は売却が難しい可能性もある

大規模なリフォームを行うと、その結果として家の価格が上がるため、将来的な売却が難しくなることがあります。個人の好みに合わせたリフォームが、他の買い手にとっては魅力的でない場合も。

また、リフォーム後の高価な物件が経済状況によっては売れにくいことがあります。市場が低迷しているときや金利が高い時期には特にその影響が顕著になります。

 

相続した実家に自分たちで住む以外の選択肢

実家を相続後、自分たちで住まない場合、空き家として放置することは良くありません。なぜなら、空き家として放置すると、固定資産税が高くなる可能性があるからです。

空き家対策の法律により、「特定空家等」に認定された空き家には追加の税金が課されることも。また、メンテナンスがされていない建物は倒壊のリスクも高まります。

賃貸に出す、または売却するなど、適切な利用方法を考えることが大切です。

参考:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報|国土交通省

実家をリフォームして賃貸物件にする

実家をリフォームした後、賃貸物件として活用する方法は、安定した収入を得ることが期待できます。

賃貸物件にするメリット

  • 収入の確保: 毎月の賃料収入が得られ、安定したキャッシュフローが期待できます。
  • 固定資産税の軽減: 賃貸物件としての収益によって、固定資産税の一部が賄えることがあります。

賃貸物件にするデメリット

  • 管理の手間: 賃借人の管理やメンテナンスが必要で、手間がかかります。
  • 空室リスク: 賃借人が見つからなかったり、契約が途切れた場合の収益リスクがあります。

実家をリフォームして売りに出す

実家をリフォーム後に売却することで、即座に資金を手に入れられます

売りに出すメリット

  • 即時の収入: 売却により一括で資金を得られ、他の投資や使用目的に充てることができます。
  • 管理が不要: 賃貸物件としての管理やメンテナンスの手間がかかりません。
  • 市場価値の向上: リフォームによって物件の価値が上がり、高値で売却できる可能性があります。

売りに出すデメリット

  • 売却のタイミング: 市場の動向によっては、希望通りの価格で売却できない場合があります。
  • 感情的な負担: 家族の思い出が詰まった実家を手放すことによる、感情的な負担があるかもしれません。

関連記事:不動産を高値で売るには?不動産売却について知っておこう!

 

相続した実家をリフォームするときの注意点

相続した実家をリフォームするにあたっては、いくつかの注意点があります。以下の点に注意して、リフォーム計画を進めましょう。

法的な手続き

相続した実家に住むためには「相続登記」の手続きが必要です。これは、相続が発生した際に、遺産の登記簿に相続人の情報を記載することで、2024年4月1日から義務化されました。

義務化の背景には、「所有者不明土地」が全国で増加していることがあります。具体的には、以下のような手続きが必要です。

  1. 相続人の確定: 相続人が誰であるかを確定します。
  2. 相続登記の申請: 相続人が住所や氏名などの情報を登記所に提出します。
  3. 登記簿の更新: 登記所が登記簿に相続人の情報を記載します。

この手続きにより、不動産の所有権が正式に移転され、相続人が法的に認められた所有者となります。

相続する段階で実家に住むことが決まっている場合は、すぐに手続きを行いましょう。賃貸に出すか売却するかなど、目的が不明確な場合には3年以内に手続きすることが必要です。

参考:相続登記の申請義務化特設ページ|法務省

予算の確認

相続登記完了後、リフォームの最初のステップは、予算の設定。予算オーバーを避けるために、詳細な見積もりを出し、予備費用も考慮に入れて計画することが重要です。

前述のように古い家のリフォームには、その状態によって予期せぬ費用が発生することもあります。万が一の追加費用に備えて、少し余裕を持たせるのがポイントです。

依頼先の選定

信頼できるリフォーム業者を選ぶことは非常に重要です。過去の施工実績や口コミをチェックし、複数の業者から見積もりを取り比較検討しましょう。

このとき、コミュニケーションが円滑に取れるかも重要な確認ポイントです。後々のトラブルを避けるためにも、業者選定は慎重に行いましょう。

また、リフォームには利用できるいくつかの補助金制度もあります。実績豊富なリフォーム業者であれば、どの補助金が適用されるのか、申請手続きの具体的な流れなどについて、的確なアドバイスを提供してくれます。

補助金を最大限に活用して、リフォーム費用の負担を軽減できるでしょう。

工事のタイミング

リフォームのタイミングも重要です。特に、天候の影響を受けやすい工事がある場合、季節や天候を考慮してスケジュールを設定することが必要になります。

また、実家に住みながらリフォームを実施する場合は、自分や家族の生活リズムに合わせて計画し、ストレスを最小限に抑えることを心がけましょう。

実家の状態確認

リフォーム前には、実家の現状を詳細に調査しましょう。シロアリ被害や雨漏り、構造的な問題がないかを確認し、それに基づいてリフォームの範囲や内容を決定します。必要に応じて、専門家による検査を受けることもおすすめします。

家族との調整

相続人に兄弟や姉妹がいる場合は、トラブルを避けるため、事前に実家をリフォームすることに関して同意を得ておく必要があります。

また、リフォーム計画はそこに住む家族全員で共有し、意見を取り入れることが大切です。全員の意見や希望を考慮し、全員が納得できるプランをつくることで、後悔のないリフォームを実現しましょう。

 

相続した実家のリフォームは慎重に検討しよう

今回は、相続した実家のリフォームについて、メリット・デメリットや注意点などを解説しました。実家の状態によっては、リフォームよりも建て替えを選択したほうが良い場合もあります。

また、相続登記が義務化され、通常のリフォームよりも手続きが複雑になっています。司法書士や税理士、そして設計士やリフォーム業者など、各段階で早めにプロへ相談することがおすすめです。

とはいえ、個人で各分野のプロを探すのは大変です。NOKKIでは、住まいづくりに関わるすべての専門家とのネットワークをもち、理想の住まいづくりをサポートしています。

1番良い形で実家を活用できる方法を一緒に考え、ご提案させていただきます。実家のリフォームをお考えの方は、NOKKIにご相談ください!

 

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NOKKI(ノッキ)は、『キッチンからはじめる住まいづくり』をテーマに、2023年11月に福井県森田地区にオープンしました。

 

従来の間取り先行型の家づくりではなく、キッチンから始まる「暮らし方」を体験できます。

幸福度No.1と言われる北欧基準の幸せな暮らし方を、お客様にご提案いたします。

「キッチンからはじめる住まいづくり」にふさわしい、延べ床面積2000㎡の日本最大級の輸入キッチン機器を体験いただけるショールームです。

 

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日本一の幸福度といわれる福井で、全国の建築デザイナーやインテリアコーディネーター、収納アドバイザーなどトッププロ達とお客様とをマッチングし、専門家と一緒に理想の住まいづくりをサポートいたします。

 

ぜひ一度お越しください!

 

北欧キッチン&インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)

住所: 福井県福井市定正町102

定休日: 年中無休(年末年始除く)

営業時間: 平日 10:00〜18:00 (18:00〜19:00 要予約)

      土日祝 10:00〜18:00

 

電話番号:0776-56-7055

事前予約:不要(ご予約いただけますとご要望に応じたご案内が可能です

駐車場 あり、無料、70台駐車可能

 

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